名古屋市の久屋大通りに面していてテレビ塔の足元に位置する書店です。表現する人のための書店をコンセプトとしており、出版だけでなく映像、美術などを含めた表現者の発掘もめざし、そのような人達が集い、発見し、創作し、発表する場を求められました。光るアクリルの木、回転する本棚、光る弦と葉、押入れのような空間、空中に浮かぶｷﾞｬﾗﾘｰ、掛け渡された橋、カフェ、シアター、2段の椅子など数々の仕掛けとそれを迷路のように巡る空間によって限られた空間に物理的な距離と心理的な距離を最大限に感じられるような空間構成をしました。そして、歩く・座る・巡回・くぐる・もぐる・寝る・回転するくつろぐといった体感・動作によって、表現者を刺激します。厚さ20mmのアクリル板で作られた高さ3mの「言の葉ツリー」は、天板の上に自由に言葉を書いてもらった紙の葉を置くことで木が完成します。これらの葉っぱは季節毎に象徴する色のものに変えられ店内を彩ります。