東京都江東区潮見の印刷工場です。社長からのご要望は、工場としての機能はもちろんのこと社員のためのものであること。そして新しい分野など挑戦の場であること。地域に貢献できる場であること。大きくはこの3点でした。現状の調査で驚いたのは、印刷というのは、紙を供給して見ていれば自動的に印刷物が出てくるのではなく、様々な調整やチェックをしながらの作業、あるいは、裁断や製本などの様々な手加減、さじ加減があってできることでした。つまりここは職人の集団の場なんだと感じました。
社員のための社屋としましては、まず各階のホールに一息つける場所を設けました。さらに5階の食堂を充実させました。屋上庭園と一体となったくつろげる空間です。アイランドキッチンを設けましたので、暖めるだけでなく、簡単な料理をすることもできます。地域貢献の場については、非常時は避難の場所となり、そのための水を確保しています。また、メディアウォールなどにこどもの絵を展示したりすることも考えられます。